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先輩看護師からのプレッシャーに耐える日々からの脱却

20代女性からのメッセージ
大学病院内科病棟5年、療養型病床半年(バイト)、大学看護学部非常勤助手、訪問看護4ヶ月
看護師8年目で、現在は結婚を機に大学病院を退職し、大学時代の恩師に誘われて大学の助手をした後、そのつてで紹介していただいた訪問看護ステーションに勤務しています。
そんな私が看護師を辞め転職したいと思ったのは、看護師2年目の夏頃です。

業務過多とストレスが原因で転職を考える

県内に一つしかない大学病院で、地域医療の中心であると同時に研究・研修施設としての役割もある500床ほどの病院で勤務していました。
設備や環境も新しいものが整っていて、他府県から多くの新人看護師や研修医のやってくる、ベテランよりも、向学心のある若い人材の多い病院でした。
私が看護師を辞め、転職を考えた理由は、業務過多とストレスの多さが一番の理由です。
その病院では院内全体でプリセプターシップをとっており、1年目の間、新人看護師に病棟のベテラン看護師がつきっきりで指導にあたっていました。
そのため、3年目以上の看護師は1年目看護師が夜勤デビューできるまでは夜勤も入らず、日勤でも患者持ちをしないことになっており、その分の患者持ちと夜勤が2年目にも回ってきていました。まだ未熟で未経験のことばかりなのに、一人で患者・家族の方に対応しなければならないことが急劇に増え、そのプレッシャーと業務の多忙さ、また日々の勉強(課題)で残業で消灯時間の21時を過ぎても帰れない日がほとんどでした。また、私の元プリセプターはとても熱心な方だったため、ほかの同期は特に注意を受けないようなことも細かく常に目を光らせていたため、2年目になってもずっとプレッシャーを感じていました。

求人誌で他の職と看護師を比較した日々

毎日、病棟へ行くエレベーターの中で「このままエレベーターが止まればいいのに・・・うちの病棟だけ火事が起きたらいいのに・・・」とネガティブなことばかり考えて、なんとか出勤しなくてよい理由ができないものかと思案していました。
また、プレッシャーと先輩への恐怖で毎日食事も喉を通らず、日勤でもほぼ毎回残業で21時過ぎまで病棟にいたため夏場は寮の自販機でアイスクリームを1本買って夕飯代わりにしていました。食べる気力もなく、ただただ「食事を作る時間も勿体無い。早く休まないと明日も仕事が・・・」と、効率を重視して考えたメニューがアイスクリームでした。同期との病棟での合言葉は「イケてる?ーイケてないよ」で、うまく仕事をこなせてるか気遣いあうのが決まりの挨拶になっていました。
求人誌を見て、カフェは本屋など、残業が少なくてせかせかしていないところでバイトをしようかと考えた時期もありました。しかし、同期と支えあって辛い時期は乗り越えられました。また、集まった時には求人誌を見て、「ほかの仕事よりは看護師のほうがましだ!」と励ましあったりもしていました。

看護師の資格はどこにいっても役にたつ

私は現在、訪問看護ステーションで、かねてから興味のあった訪問看護師をしています。患者さんやご家族とも、ひとりひとりじっくり関われるので、とても楽しく、残業があってもやりがいを感じて働けています。
私は、個人的には本当にどうしても働き続けることが辛ければ辞めればよいと思います。ただ、どこの病院でも大してかわらないこと(人と接することや業務自体)で辛いならばいっそ思い切って別の職種へ転職するほうがよいと思いますし、そうでなければ病院や働き方などの環境を変えるだけでも随分状況は変わると思います。いずれにしても、看護師の資格と経験・知識はどこにいっても役立ち、周りからの信頼も厚い、あなたにとって心強い武器に違いありませんので、「辞めようか」と本気で考えておられるなら、他に楽しくやりがいを持って仕事ができるような環境を探してみられることをお勧めいたします。